芝生のおはなし

~芝生ってなんだろう?~

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芝生ってなんだろう?

芝生とは

 芝生と芝草 
芝生とは、小さな草が集まってじゅうたんのようになっているものをいいます。
自然にそのようになったものを草原といい、人が手入れをしてじゅうたんのようにしたものを芝生といいます。

 芝生になる草・・・芝草 
芝生になる一つ一つの草のことを、芝草といいます。
芝生になる草にはいくつかの条件があります。

●背が低くても生きていける
●葉を刈り取られても枯れない
●人や動物が上に乗っても枯れにくい
●密集して生えることができる

この条件に合う草のほとんどは、『イネ科』というグループに属しています。
ほかにもマメ科というグループのクローバー(シロツメクサ)なども、この条件にあれはまりますが、イネ科の草がいちばん向いています。

芝生のかたち

葉… 葉をのばし、たくさんの光を受けようとします。
茎… 葉が多くの光を受けるように支えています。上に人や動物が乗ってもおれないようかたくなっています。
根… 土の中から水、酸素、養分を吸収します。
ほふく茎… 芝草には、ほふく茎を持つものと持たないものがあります。ほふく茎は、地面をおおうように横にのびます。
節… ほふく茎には節があり、そこから葉や根がのび、やがて一つの株になります。
芽… 葉になる芽は、ほふく茎の節や株の根もとから出てきます。

芝生の特ちょう

背が低くても生きていける
地球上にはさまざまな植物がありますが、芝生に使われる芝草の高さや葉の大きさでは、他の多くの植物は生きていけません。

葉を刈り取られても枯れない
ほとんどの植物は葉を刈り取られるとダメージを受けますが、芝草は逆に成長ホルモンを出し、活発にのびようとする性質を持っています。

人や動物上に乗っても枯れにくい
芝草には、上に人間や動物などが乗ってもつぶれないよう葉や茎が固くなっています。

密集して生える
芝草はほふく茎をのばしたり、株がふえることでじゅうたんのように生える性質があります。

このような特徴は、芝草がウマ、ウシ、シカ、ヤギ、ヒツジなどの草食動物といっしょに生活できるように進化した結果だと考えられています。
草食動物にライバルの植物や自分の葉を食べてもらうことで、自分たちの場所を作ります。草食動物のふんは、肥料として利用します。また、葉とともに種も食べてもらい、糞といっしょにあちこちにまいてもらいます。
逆に、草食動物がいなくなると、芝草は簡単に他の植物に負けてしまいます。
草食動物のかわりに人間が芝生を刈る役割をしているのです。

芝草の種類

日本芝と西洋芝
日本にもともとある芝草と外国から入ってきた芝草に分けられます。

日本芝
明治時代より前から、日本で使われてきた種類で、日本にもともと生えていた芝草。
・シノバ、コウライシバ、ビロードシバなどイネ科シバ属の仲間

西洋芝
アメリカやヨーロッパなどで使われていた種類で、日本には明治時代以降に入ってきた芝草。
・クリーピングベントグラス
・ケンタッキーブルーグラス
・ペレニアルライグラス
・フェスクの仲間
・バミューダグラス
・セントオーガスチングラス

暖地型(だんちがた)と寒地型(かんちがた)

もともと生えていた場所が、暖かいところか寒いところかによって分けられます。

暖地型芝草
熱帯から温帯にかけて、もともと生えていた芝草のグループです。暑さには強いですが、寒いところは苦手です。乾燥にたえられるものが多いです。
このグループの芝草は、沖縄や小笠原など、暑いところでは一年中緑ですが、それ以外の日本列島では、冬になると休眠してしまいます。
・シノバ、コウライシバ、ビロードシバなどイネ科シバ属の仲間
・バミューダグラス
・セントオーガスチングラス

寒地型芝草
温帯から亜寒帯にかけて、もともと生えていた芝草のグループです。
寒さには強いですが、夏の暑さや乾燥は苦手です。
このグループの芝草は、関東より北の地方では一年中緑をたもつので、常緑型という呼び方もします。関東より南では梅雨の湿気や夏の暑さと乾燥などの時期に元気がなくなります。沖縄や小笠原ではさらに暑いためなかなか生育できません。
・クリーピングベントグラス
・ケンタッキーブルーグラス
・ペレニアルライグラス
・フェスクの仲間

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