初期管理

張芝工法においては、初期管理は播種工法ほど重要ではないが、施工時期、短期間で仕上げる場合や目地幅が広い場合などでは、適切な管理が必要となる。

またソッドの中央部と周辺部では、活性の高さが大きく異なる。それを防ぎ、均一性の高いターフとするためには初期管理が重要となる。

散水

ゾイシアやバミューダグラスは一般に乾燥に強いが、それは十分根が張ってターフが完成した後のことであり、張芝直後は適度な散水が必要である。また夏期の施工では、暖地型、寒地型ともに散水が必要となる。

通常の張芝ではソッドに土がついており、少量の散水ではソッドのみ湿ることがある。その場合、逆にソッドからの発根が遅くなるので、基盤が湿るまでたっぷりと散水をする。

施肥

播種工法と同様に、張芝前あるいは直後にリン酸質肥料を散布し、活着後は窒素成分を施用する。

目地張りの場合、刈込みをせずに急激な施肥を行うと、ソッド部と目地部の生育の差が大きくなり、また、生長点が上がることもある。そのため、施肥量と刈込みのバランスをとることが必要である。

転圧

ソッドと基盤を密着させることが必要であり、施工時期が休眠期のようなケースでは、初期管理の中に転圧を含める必要がある。定期的な転圧によって霜柱によってソッドが浮き上がり、乾燥枯死することを防ぐことができる。

刈込

ソッドの植物体は成熟しているため、生育期であればすぐに刈込みが必要となる。通常、ソッドからの発根によりソッドが動かなくなったら、小さめのモアで刈込みを開始する。

また、目地幅の広い場合は、活着後頻繁な刈込みを行うことにより、その埋まりが早くなる。

病虫害防除

張芝工法においては、病虫害防除は完成したターフと同様の防除が必要となる。

目土

張芝工法では通常施工時に目土を施すため、レベル補正が主目的となる。基盤と同じ砂や土を使用する。

コアリング

コアリングの効果
コアリングの効果
穴 (写真ではホールカッター) を開けた周囲の活性が高くなり、春期の萌芽が早くなる。
パッティンググリーンなど高管理型ターフの造成では発根を促進するために、活着後にコアリングを行うこともある。仕上げの段階で、刈り高の低下や目土施用と合わせて行われる。また、土栽培ソッドを砂基盤に張った場合、ソッドに付着する土が不透水層となることを防止するためにも行われる。

容器栽培ソッドなど、根がルーピングを起こしているようなソッドでは発根が遅くなるので、初期管理でのコアリングが効果がある。



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