初期管理

種子工法においては、適切な初期管理が必要となる。初期管理の失敗により、ターフが完成しないケースもありえる。法面における吹付工法のような特殊なケースでは、初期管理ができないため、それを補うための資材を混入する。

散水

発芽直後のベントグラス 芝草種子の発芽のためには水分が必要である。しかし、発芽前の種子は容易に流れるため、均一性を保つために強い水流を避ける。基盤表面と種子が常に湿り気を保つようにすると発芽までの期間が短くなり、発芽自体の均一性も高くなる。

発芽は種子が流されることはほとんどなくなる。適度に乾湿を繰り返すような水分条件にする。

施肥

播種前、あるいは播種後にリン酸質の緩効性肥料を散布する。リン酸分は根の発育に必要であり、 基盤中に混入するより種子に近い位置に存在する方が効率的である。

発芽後には窒素質の肥料を散布する。幼苗時は肥料焼けをおこしやすいので、肥料の質や量には十分注意する。また、肥料散布の後は十分な散水を行う。

スポーツターフなどでは年間施用成分量とほぼ同じ量を、初期管理時に施用することもある。

追種

発芽状況の悪いところには、部分的な施肥とともに早い段階で種子を追播する必要がある。

刈込

高品質タープでは、第3葉展開期頃から刈込を開始する。砂基盤ではスタビリティーがまだ大きくないため、小型のモアを用いることが多い。最終目標刈り高の2割程度高めに刈込み、供用開始時までに徐々に落とす。

病虫害防除

芝草の生育が旺盛であるため病虫害の発生は少ないが、不適期施工時は注意が必要であり、一度発生すると深刻なダメージとなるためその徴候の早期発見が重要である。基本的には薬剤の予防散布は行わない。幼苗では薬害が出やすいため、防除時の薬量には十分に注意する。

シート養生時の高温は、病害発生の原因となることもある。

目土

目土散布機 初期管理の最終段階で、供用開始後のダメージに軽減する目的で軽く目土を散布することもある。この場合専用の機械を使用し、均一に散布する。

また、最終的なレベルや不陸の整正で必要なこともある。



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